漫画感想/2.5次元の誘惑 5巻(橋本悠)★





 

プロの矜持、コスプレイヤーの感情をジャンプイズムに載せて描く傑作

熱きコスプレストーリー『2.5次元の誘惑』5巻が発売されました。第33話「三叉路」から第40話「乃愛ちゃんは」と番外編1話が収録されています。表紙はNONA。素とコスプレ中のギャップが魅力的ですね。

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“好き”がきっかけで始まるコスプレ、気持ちの結晶体であるはずが、承認欲求や商売とすり替わってしまうことはコスプレの負の側面でもあります。人々の妬みを受けやすいプロのコスプレイヤーについて、真正面から描き切ったのは偉い。リリエルというキャラがただ好きで始めたコスプレで、少年ジャンプ的には強くなっていく、という物語を描くうえで必要な定義づけでした。いろいろあるかもしれないけど、コスプレイヤーはみんな作品が好きで、キャラが好きで、コスプレが好きで、コスプレイヤーが好きで、から始まってるんだよ、という。これ、コスプレ関係者じゃないと伝わりにくいので、ライバル登場エピソードかつ、未来にリリサが遭遇するかもしれない問題として描き切ったのは本当に感動しました。753は今度も活躍してほしいな~。

そしてラブコメポイント。今回の件で、ますます信頼が高まった2人。奥村を完全に信頼しきってるリリサですが、恋愛感情だと気付きつつも先生の前だから誤魔化した感じでしょうか。奥村の方は天然っぽい。ここはオチに使われたので「最近の子わかんねぇ~」って感じで、今後に期待ですかね。恋愛感情だと完全に自覚してしまったらコスプレできなくなるとかありそう。以前も、コスプレじゃなくてポトレ撮影の時はかなり恥ずかしがっていたようですし。まゆり先生は橘の気持ちを察して同情していたり、よき観測役になりそうです。てか新卒22歳だったのか。32歳くらいの色気ある。実際コスプレについては10年前の情報でやってる(例:昔は自分で作るしかなかった、昔は日暮里行くしかなかった、MSNメッセなど)

第35話では「コスプレは人に隠さなければいけないことか?」問題について触れています。これもなかなか難しい問題です。触れなくても物語は進行できたでしょうが、わざわざ取り上げることに、この作品が真摯にコスプレに向かい合っていうという覚悟を感じます。あと校長の若いころの話聞きたい。



チラシ裏のコーナー
上で”コスプレ関係者じゃないと伝わりにくい”とか、関係者面していますが、ちょくちょくカメコやってる人間なので許してちょ。色眼鏡で見られやすいコスプレ文化をここまでわかりやすく説明して、かつジャンプ文法に載せて成立させてるの本当に感謝しかない。あとリリサかわいい。あと生徒会長にもコスプレさせたい。

 





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