漫画感想/2.5次元の誘惑 14巻(橋本悠)





ジャンプ+が誇るコスプレ王道ラブコメ『2.5次元の誘惑』最新14巻が発売されました。第105話「オタクのバレンタイン」から第112話「春」と番外編2編を収録。表紙の2人の表情見るだけで泣けてくるね、、、。

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コメディの流れからこの表情は反則

 

今回収録されているのは、バレンタイン、まり姉の卒業と過去との決別エピソードです。まり姉との思い出は、希望であり、呪縛でもあります。家族とのトラウマから救われるために、リリエルに没頭し、そこにまり姉を重ねて、時を止めた。3次元の恋愛に関して思考を停止し、2次元に生きた彼を、こちらに惹き戻すには、2.5次元になったまり姉が必要でした。それは恋のライバルとしてではなく、仲間として、彼を救うために、3次元に惹き戻すために、必要なチャレンジでした。

ラブコメ主人公における条件として「すぐヒロインになびかない」というのがあり、主人公は不自然なまでに性欲のなかったり、逆にエロいけど制限が合って手が出せなかったりします。本作は、不自然な設定をラブコメの大事な要素に消化し、ひとまず描き切ったと思います。ここからは、リハビリしつつまっとうなオタクラブコメになるかもしれません。トラウマ伏線はまだ登場しそうですし、ラブコメとして楽しみは尽きない作品です。

それにしても、シリアスしてても、コメディしててもオタクネタを大量に投入してくるのが大好き。14巻でいうと第105話「オタクのバレンタイン」はオタクコメディとしてとっても完成度が高い。非オタクキャラもオタクネタに反応してくれて親しみがある世界なのが、『げんしけん』を思い出します。自虐ネタはありつつも必要以上に迫害はされず、そこそこ市民権がある優しい世界。オタクコメディとしても楽しく読めるので、末永く続いてほしいなぁ。番外編などの作り込みも細かくて作者の愛を感じます。

 





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