漫画感想/【推しの子】3巻(赤坂アカ・横槍メンゴ)





話題沸騰のリアルアイドル漫画『【推しの子】』3巻が発売されました。二十一話から三十話まで収録されています。SNSでも話題になった恋愛リアリティーショー編です。

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恋愛というリアルを売る番組、恋愛リアリティショー。同年代の少年少女が一緒に過ごすうちに心惹かれるのは当然のことである。意外にやらせは少なく、出演者は各自の判断で、演じたり素を出したりしている。それが大きな落とし穴になる。視聴者の気軽に意見がSNSに積み重なり、守るすべのない素を殺してゆく・・・。

リアリティショーの問題提起から解決まで綺麗に進んだなと思えば、大きなどんでん返しが。本作【推しの子】でこのテーマを取り上げたからこそ、このエピソードは今後にこう繋がっていくのかと唸らされました。事件の被害者という役割である黒川あかねは、役割を超え、キーパーソンになる。アクアは自分の目的のために必要なものは手放さない。話題のリアリティショーをテーマにしながらも、ちゃんと物語の核と繋がるように作られてるのは流石の作劇。これがあるから赤坂先生の作品は油断できない。こうなると、あかね以外の出演者もこれからまだ活躍してほしいと思わされます。みんな可愛くて、嫌いになれないんですよね。「あかね、きっちり仕上げてきたなぁ」は、素っぽい台詞でなんか好き。

ラブコメ要素もありますが、それが本筋じゃないというのも面白いところ。アクアと誰がくっつくか、全然予想できないから、メインヒロイン・負けヒロインみたいな括り方をしなくて済むのもうれしい。主題がラブコメだと、やっぱりそういう見方をしてしまうので。ただ、今のアクアの目的が果たされてもそれが良いエンディングとは思えないので、今後物語がどういう方向に転がっていくのか、目が離せません。





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