漫画感想/らーめん再遊記 3巻(久部緑郎・河合単・石神秀幸)





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大衆グルメ、外食産業、食文化、様々な方向からラーメンをしゃぶりつくす『らーめん再遊記』3巻が発売されました。第18杯目から第26杯目まで収録されています。表紙はつじ田の担々麺。この麺が3巻のカギを握る、、、!?

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ベジシャキ豚麺堂にバイトとして潜入し、流行りチェーン店の仕組みを調査しながら、新たなラーメンの”型”を探す芹沢。牡蠣をテーマにした新メニューコンペも、人間関係のトラブルも、すべてはラーメンバカの芹沢にとって、次のラーメンにとっての糧でしかない。

中年の”再”起をテーマに始まった”再”遊記。これがおっさんにとって沁みる沁みる。もう半引退して、隠居しようなんて雰囲気で1巻は始まったわけですが、決めるところでは前に出てスカッと決めてくれます。前店長と現店長が勝負するきっかけを作って、レシピの相談も受けます。両軍に武器売る武器商人のような立ち回りですが、すべてはラーメンのため。そして最後は自分ですべてかっさらっていきます。優しいおじさんを演じるのにも疲れ”憂さ晴らしになった”と、酒を飲みながら懸想する芹沢の表情が本当に最高。芹沢は本当に意地が悪い。めちゃくちゃラーメンが好きで、意地の悪い等身大のおっさんなのが、読者の共感を得ています。Twitter上では有名な台詞だけ一人歩きしてますが、漫画本編を読んだ人はみんな芹沢のこと大好きになっちゃうんだよなぁ。

また、かつて芹沢としのぎを削ったライバルが登場します。今はかつての隆盛は見る影もない状態ですが、ラーメンと決別するために最後の勝負。静かな闘志を燃やして異色のラーメン勝負に挑みます。成功ばかりじゃなく失敗もする人間味あふれる魅力的なおっさんがバンバン登場する再起の物語。





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