漫画感想/らーめん再遊記 6巻(久部緑郎・河合単・石神秀幸)





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ラーメンハゲ芹沢達也が活躍するラーメン漫画『らーめん再遊記』6巻です。第45杯から第54杯まで収録。表紙は平打ち麺の感触が楽しみな醤油ラーメン。いまは塩ラーメンの話が続いているはずですが、果たして、、、?

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レジェンド職人との扱いを大学生のグルタくんに教える芹沢と有栖教授。ここらへんの大人の立ち回りは、彼ららしくて好きです。塩匠堂からのれん分けされたラーメン店がいずれも閉店している事実に気付くグルタくん、過去作で散々登場し、ラーメン作り(知識)では強者となっている2人が、直接活躍するわけではなく弟子のような存在に教える流れになっており、作中のインフレを防ぐのに一躍買っています。

芹沢の名言「ヤツらはラーメンを食ってるんじゃない。 情報を食ってるんだ!」をリメイクするようなエピソードで、本作が”再”遊記であることをしみじみ感じます。永友さんとの出会いを思い出したり、グルタくんの「幻想を食べてきた」という答えに対する反応など、何とも言えない表情をする芹沢がかっこいい。

今回は水面下で暗躍し、実際動いたのはグルタくん。やっぱりもっと表舞台で活躍する芹沢達也が見たいなぁと思っていたところに、次巻予告ページの「芹沢劇場」にワクワクします。自分も過去には尊敬していたレジェンド師匠、裸の王様状態になっている彼の目を覚ますために動き出すのでしょう。ラーメン職人の再興を描く本作、塩匠堂編は果たしてどういう結末を迎えるのか楽しみです。

 





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