漫画感想/あやかしトライアングル 10巻(矢吹健太朗)





 

『あやかしトライアングル』10巻です。第80話「その男、益荒男」から第88話「かけがえのないもの」、番外編「こたつ」を収録。表紙はスパッツ尻を惜しげもなく披露してくれるすず。

 

 

なぜこうなった

 

ある程度キャラや設定が固まってきた中、オムニバス的なエピソードが多いです。個人的に好きな話は第82話「思い出の声」。普段ツッコミ役、ハレンチ止め係として機能しているシロガネが、自己否定で消えそうに。存在意義を思い出させるために、ハレンチボケでツッコミを誘う流れになるのがコントっぽくて好き。同じ縄跳びを使うモノボケでも、恋緒はセルフ緊縛、すずは汗をかいての一言などキャラ毎のバリエーションがあるのがいい。エロバカな話なはずなのに、設定を広げるいい話で収める力量は流石。

祭里が二ノ曲先輩の彼女になりかけたりする中、第87話88話では、改めてすずの気持ちが明かされます。自分でも整理がついてなかった、祭里への気持ちを自覚したすず。本作の主人公は、祭里でもあり、すずでもあるんだなぁと思わせる良いエピソードです。

一話一話のエピソードが良いのはもちろん、冒頭の繋ぎがよくて、ちゃんと繋がった話を読んでいる満足感が得られます。キャラ・構成・サービスシーンと各要素が高いクオリティで紡がれる特一級の少年誌エロコメです。

 



 

 





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