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少し前の発売ですが、源君物語4巻です。4巻では68~89話が収録されています。その中でも、源君物語を代表するような話が88話「実在する」です。香子によって光海の14股相手の3人目に選ばれた花田千里。男慣れしておらず、けなげで献身的なまさに男の理想のようなキャラクターです。
純朴ですれていない
聞きわけがよくて
男のわがままも受け入れてくれる
もちろん処女で
なのに自分とのセックスで、初めてとは思えないほど感じてくれるー
このような女性がいるわけないと普通思いますが88話で香子は「きみになぜ「いない」とわかる」と言い放ちます。漫画というフィクションの中で、ギャルゲー(エロゲー)のヒロインについて言及するというメタな構図です。この上ない、男の理想をかなえてくれる女性である花田千里。彼女と結ばれることを望んでいる主人公 源光海。この恋の結末は、、、、。残念ながらそれが描かれるのは5巻です。衝撃的なラストですが、その威力をブーストしているのがこの4巻、ないしは88話です。花田千里の表情、立ち振る舞いなど魅力がしっかり読者に伝わっているからこそ、最後の味わいにつながります。しっかり4巻を読んで、5巻を待ちたいですね。
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