漫画感想/源君物語 14巻(稲葉みのり)





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心理的距離の描写に興奮するドキドキのラブホテル見学

 

『源君物語』14巻が発売されました。第292話「普通なら」から第314話「君なりに」まで収録されています。月子編と12人目のヒロイン三宮乙女(表紙)が登場します。

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研究のためにラブホテルに入る源君と月子。始めは緊張していた2人ですが、ホテルの設備をいじったり、ゲームをしたり、少しずつ打ち解けあってきます。そして手に触れて、試しにハグしてみて、、、。こういう距離の詰め方が非常にセンシティブで、読んでいてハラハラします。心理的な距離を詰めていく過程が詳細に描かれるのが最高にエロいです。ベッドでのコミュニケーションは前戯、とは言いますが、実際ここまでひとつひとつ描写されると照れるしドキドキします。挿入シーンは数Pだけなんですが、そこに至るまでの描写が細かいので満足感があります。ハグやキスなど体に触れるところ、さらに言えば前巻のタクシー移動からセックスシーンみたいなものなので、挿入シーンメインのエロ漫画よりグッとくるものがあります。短い挿入シーンも、女装のままバックで、というかなりマニアックなプレイになっているのもgood!あと302話ラストのモノローグはズルいなぁと思っちゃいました。月子と朝日の関係はこれからどうなるのかとかも少し楽しみです。

後半は、三宮乙女の家庭教師編です。中学生ということもあり、本格的なシーンはありませんが、引きこもりの乙女と心通わせていくシーンはジーンときました。紫亜ちゃんと絡むヒロインは少なかったので、会話してるシーンもかわいくて心温まりますね。最後に乙女の決意もあり、まだまだ活躍しそうなヒロインです。

最後の4コマにもありましたが、ついに300話を超えた本作。次巻では14股のうち13人目が登場、物語も佳境に向かっています。1ヒロインずつ丁寧に描かれてきた本作が、どういう結末を迎えるのか非常に楽しみです。

 

 

 





2 comments to “漫画感想/源君物語 14巻(稲葉みのり)”
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