漫画感想/源君物語 9巻(稲葉みのり)

  光海が初めて心から結ばれた女性・常夏夕。順調に続くと思われた交際だが、意外な形で暗転…。傷心の光海に、声優志望の大学生・末摘華が急接近!!オーディション合格のため、練習に協力することに…!?

ヤングジャンプで好評連載中の『源君物語』最新9巻が発売されました。

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9巻には180話「突然の知らせ」から202話「変貌」までが収録されてます。8話でラブラブ両想いになった常夏夕との別れから次のヒロイン末摘華(すえつむはな)との出会い、交流が描かれています。末摘華は文字通り、源氏物語の末摘花をモチーフとしたヒロインです。声優志望の大学2年で、人見知り・引っ込み思案とある意味源くんに似ている性格でもあります。ただ、声優になりたいという気持ちが強くそれが彼女の行動の芯となっています。愛撫中に必死に耐え、台本通りに台詞を言おうとする華ちゃんがかわいいです。源君物語は愛撫中に時間説明の表現が多いのですが今回も時計を出したり、「胸ばかり、、、長すぎです」など時間を効果的に使うことで、二人がどういう過程を経ているか読者が想像しやすくなっています。長く胸を愛撫していると、華ちゃんも慣れてきて余裕が生まれます。練習していた台本のキャラ通りに華ちゃんから攻めてみたりと攻守交代が行われます。普通のエロコメは男性側と女性側両方の心情を詳細に表現すること少ないのですが本作は、その表現が細やかで、それがお互いの行動をうまく示しています。読者が官能的な気分になれる情報をしっかり揃えて届けてくれるので、ベッドシーンに没頭しやすいです。源君が攻略済み?なキャラも何人か再登場しました。これらのキャラが今後どう動くかが大きく物語を左右するでしょう。そろそろ一人ずつ攻略していく流れに大転換が訪れそうです。
まだまだ先が気になる1冊です。4/27までkindle版1巻が無料なので、未読の方は是非お試しあれ!!