漫画感想/悪魔を憐れむ歌 3巻(梶本レイカ)

 

猟奇的な未解決事件「箱折」を追うクライムサスペンス『悪魔を憐れむ歌』3巻が発売されました。

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北海道警の企て、四鐘の目論見、ガブリエッレの行動、すべてが重なり、交差していく。明かされる真実は、さらなる謎の呼び水となる。8年前の箱折はいまだ解決していない。様々な思惑に翻弄される阿久津。彼は悲劇のヒロインか、それとも勇敢なるドン・キホーテなのか。

四鐘やガブリエッレが動き出し場面は大きく進みだします。急激な場面転換に読者の感情はがっつり持っていかれます。地方の警察機構というリアルな舞台にオペラの宗教的、演劇的なテイストが加わり、非常に重厚な読み口になっています。組織のリアルと呪術的なモチーフ。どちらを信じればいいのか。誰が悪魔なのか。明かされる真実より深まる謎が多い3巻、さらなる続きを求めてしまう、中毒的な一冊です。

 

 

 

チラシ裏のコーナー
藤ちゃん、現状唯一阿久津の味方だと思える人物なので死なないで欲しい。デパート勤務から刑事になるとか、どういうルートなんだ。

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