■Game Spark:海外カプコン『スパIV: AE 2012』で個人同士の賭け試合ができる協賛企業の新サービスを海外向けに発表
【http://www.gamespark.jp/article/2014/02/20/46497.html】
>各国のプレイヤーが賭けを行えるかどうかはその国の法律に依存しており、
>今回の『スパIV: AE 2012』の対象地域は北米と南米と欧州とオーストラリア、
>もちろん日本国内からはマネーマッチは行えません。
EVO観覧や海外のゲーム文化を知ってる方には説明する必要もないでしょうが
マネーマッチとは、「ゲームの勝敗にお金を賭けること」です。
格ゲーなど一対一の競技ゲームを使われることが多く
世界一の格ゲー大会EVOでは、大会中も様々なマネーマッチが行われます。
対戦する本人以外でも外馬に乗る賭けが発生することも多いです。
また、日本国内では賭博禁止の法律があるため
基本的にはマネーマッチは行えません。
(EVOのような参加費から賞金を出すタイプの大会すら行えません)
日本では、アルカプにおいてマネーマッチ無敗のネモさんあたりが有名でしょうか。
EVOやカプコンカップなど海外の大会に参加し、
本戦は惜しい結果になるものの、その後のマネーマッチ無敗で帰国する強心臓w
本戦優勝するより多い賞金を得ていたりと、
話題に事欠かない選手です。
このニュースを見て思うのは、
「カプコンがついに格ゲーの生き残りに積極的に動き出したのか!?」
ということです。
格闘ゲームは本日にギルティ新作、4月あたりにウル4と
ビッグタイトルが続き、一見盛り上がっているように見えます。
しかしビジネスとして今後メーカーが続けていけるものか?という問いには
明るい答えは出しにくいです。
競技性が高いジャンルである一方、
メーカーはそれを作り出すのに普通のゲームに比べ圧倒的に多いリソースを
つぎ込まなければいけません。リソースとはお金であり、その支出を回収できるほどの
収入を得る方法を、まだ格闘ゲームは確立していません。
熱狂的なファンが居る一方、新規参入のしにくいゲームジャンルであり
最近は動画勢という言葉もできるほど裾野を広げることをできましたが
この動画勢がどれだけお金を落としてくれているのかはまだ不明瞭です。
格闘ゲームに新しい価値を付加させるためにも
こういった動きはよいチャレンジだと思います。
日本ではそのまま導入できるシステムではありませんが、
世界規模でいろいろな試みをして、格闘ゲームが生き残っていけるといいなと感じています。