漫画コラム/少年漫画でバレンタインデーを扱いやすい3つの理由





2月と言えば、節分ですね。どの漫画でも2月号では必ず節分ネタで盛り上がり、ってそんなわけねーだろ!!

突然のノリツッコミはさておきまして、2月は14日にバレンタインデーがあります。少年漫画、特にラブコメでは取り上げやすいイベントです。実際小学生~高校生では重要なイベントですし。(大人になると男女ともにめんどくささ120%になります。)そこで少年漫画的に扱いやすい理由をいくつか考えてみました。

①手作りという料理イベントである

チョコレートを溶かして固めるだけ、と男は思いがちですが、それなりに手間のかかる作業です。普段から料理、お菓子作りを経験してないとなかなかうまくいきません。女キャラの料理スキルが高いことを(読者に)アピールできます。逆に普段お菓子作りをしないキャラが、何度も失敗を繰り返しながら主人公のために手作りをするというエピソードは非常に強い攻撃力を持っています

②数字が勝ち負けを作る

少年漫画というのは勝負至上主義です。ラブコメでも、好きな女の子に振り向いてもらう勝負というのが表向きの至上命題です。ただ、両想いになってしまうと目的が果たされてしまって終わってしまいます。青年向けだとその後がよく描かれますが、少年漫画だと両想いになったらなぜか終わりです。
(この件についてはまたの機会に掘り下げたいです)

そのため、本来の目的とは別件で勝負エピソードを挟みたいです。バレンタインデーのチョコの数勝負というコメディ寄りの展開が役に立ちます。また、主人公は不特定多数にモテたいというより特定の女の子に振り向いてほしいわけですからこの勝負には負けても大丈夫です。2勝1敗でインターハイに進める予選で1敗する試合です。いや、これはちょっと違うか。とにかく、数の勝負ですから少年漫画的に熱い展開です。

③本命 と 義理

バレンタインに巧妙に絡んだ真実と虚構。義理と言っておきながら実は本命というツンデレ系のキャラにはとっておきのスパイスとなります。本命はハート型・豪華、義理は安価・大量生産型 などのテンプレがありますがそれを覆し逆の可能性もゼロではない。その駆け引き、気持ちの裏表がラブコメにとても似合います。嘘と喧嘩はラブコメの花です。

他にも、
・時期的に競合するイベントがない
・卒業式というラストにつなぎやすい
・シリアスにもコメディにもできる

などなど、重宝される理由はいろいろ考えられますね。長期連載作品であればいままでのバレンタインを踏まえた展開、天丼や2周目も考えれます。新作の初バレンタインも今後の展開を左右する大事なイベントです。バレンタインという1つのイベントエピソードでいろんな漫画を並べて、各作品の雰囲気や方向性、面白みを比べてみるのも漫画の楽しみ方の一つかもしれません。

今年のバレンタインデーも楽しみです(漫画が)

 





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