映画感想/希望と絶望 その涙を誰も知らない (日向坂46ドキュメンタリー映画 第2弾)





【PR】本ブログはアフリエイト広告を利用しています
  

 

日向坂46ドキュメンタリー映画 第2弾『希望と絶望 その涙を誰も知らない』を見てきました。公開初日7月8日(金)、平日昼のムービルに来たの初めてかもしれません。上映館が109系列なので、単純に近場だとムービルなんですよね。もっと大きいスクリーンで見たいならセンター北や川崎かな。あまり大きな劇場とは言えませんが、公開初日で立地がいいためか、結構多くのおひさまが来ていました。女性や学生さんも多く、自分みたいなおじさんも居て、幅広い層が期待してるんだなと実感しました。

 ●関連記事

 

以下雑感ですが、どうしてもネタバレ込みになってしまうので、まだ見てない方は回れ右でお願いします。他の人の感想を見てバイアスかかった状態ではなく、自分の感覚を大事にしてほしいのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーここからネタバレ感想ーーーーー

 

 

●タイトルの「希望と絶望 その涙を誰も知らない」や、予告映像は結構煽り過ぎ。個人的に正直な印象でタイトルつけるなら「コロナとアイドル」なんだけど、それじゃ興行的にダメなんだろうな。

●前半から渡邊のインタビューが多く、途中で明かされる渡邉卒業が大きな軸になってる。限られた時間で残り少ないライブを大事にしたい気持ちはあれど、まだ卒業は本人にしか知りえぬこと。コロナを起因としたメンバー間の問題は彼女から語られていて、同時に卒業の話をしちゃうから、それが卒業の原因?みたいな印象が少し残っちゃうのが怖いね。普段おいかけてるファンならわかるけど、この映画だけで日向坂知るとそういう方向にとられかねないかも。

●インタビュー部分、渡邉以外では1期生が多い。キャプテン、みーぱん、齊藤京子、かとし。齊藤京子はいままで、“良い事言ってるけど語彙が独特でちょっと笑っちゃう”みたいなこと多かったんだけど、今回はそういうのがなくすっと入ってきたので良かった。キョコロヒー見てる限り、わざと変な語彙使ってるわけじゃないだろうから、今回は編集がよかったのか?キャプテンはもちろん、みーぱんは周りが見れててしかもポジティブで強いなーという印象。

●W-keyaki fes.の運営の叱咤激励はどうなんだ、、、!?結果(パフォーマンス)がすべてというのはプロとしてわかるけど、あの気温やコンディションに対して、体力付けるとかなにか準備はできたのか?というのはファンも思ってしまうところ。キャプテンがそういう角度で意見を言うのは珍しい気がするので、相当だったのか。その後叫んでたし。

●「アザトカワイイ」のみーぱんセンター期。ここはみーぱんの強さが出たのか、そんなに大変だったイメージはない。コロナで以前のように仕事ができない辛さはあっても、この後の体調不良の連続に比べればまだマシか。

●かとしセンター期。もとから個人仕事が多かったかとしに、センター仕事が増えて、しかもヒット祈願がチア発表と、かなりハードな内容。インタビューの感情発露もあって、一番具体的に“絶望”を感じられるパート。当時いちファンとして観測できる範囲でもキツそうだったが、裏まで見えてしまうとより一層キツい。「0か100か、しかない」と言いながら常に100なのが彼女の魅力だが、だからこそ周りが出力をコントロールする必要があったんだろうな。

『ってか』フォーメーション発表では、金村の表情が凄くて笑っちゃった。人間ってこんな顔になるんだ。ひなあいでも、他でもいままで見たことないような顔してた。フロントのサイドが呼ばれて、残りメンバー減っていって自分だけ残る間が、何かのカウントダウンみたいですごかった。表情筋が少しずつバグっていくような。バクマン。で言う「真剣な笑い」みたいな、真剣だからこそなっちゃう顔芸みたいな表情がすごい印象に残ってます。フォーメーション発表や卒業発表でも、カメラは入っているから映像を使われる、見られるだろうなという意識はメンバーみんなあると思うんだけど、こういう時にはそんな意識は吹っ飛んでるんだろうな。

●アリーナツアー、自分は見に行けてないんですが、Twitterのレポートで流れてくるセトリがすごかった記憶だけはあります。新曲『ってか』が一曲完全燃焼!みたいなダンスなのに、セトリ後半のしんどいところに入っていたり、ただただキツそうなイメージ。今回の映画を見ると、W-keyaki Fes.のことがあって、運営がわざとそうしたんじゃないかという疑念が起きちゃいますね。筋トレショック療法みたいな。「ツアー初期は良くなかった」みたいな発言は当時メンバーからもあったので、その裏側が見れたのはちょっと良かった。にしてもキャプテンの仕事が多すぎる。

●小坂復帰、渡邉卒業発表、「僕なんか」小坂センター。小坂は元から笑顔が多いわけじゃないけどそれにしても辛そうな表情が多くて、見てるこちらも辛い。フォーメーション発表時点で、W佐々木は保護者という理解がキャプテンの中にあって、表題曲初フロントの上村は意を決したような表情をしていて、22名ラストシングルでもあり、メンバーの中にもかなり緊張感あったように見えた。最後笑いながらインタビューに答えている小坂をみれて嬉しい気持ちもあるが、こんなに無理させてよかったのかな、、というのが心の片隅になかったわけじゃない。

●東京ドームリハ、開催5日前のひよたんコロナ陽性発覚のシーンは一番の緊迫感だった。濱岸が出演できないのはもちろん、毎日一緒にリハしていたメンバーたちも体調不良はなくとも陽性の可能性があるわけで、万が一大量の陽性者出たら公演中止になる。メンバーとしては濱岸が出演できないのがショックすぎるけど、運営としては最悪の想定まで考えていたことでしょう。2年間延期して耐えてきた東京ドーム公演が、開催5日前に中止になったら経済的損失がヤバイし、メンバーもおひさまも精神的ダメージが大きすぎる。

●東京ドームは、客席に居る卒業生3名が感動的で、形は違えど25名で東京ドーム迎えたんだなというエモさがヤバい。芸能に残ってるねると井口はともかく、まさか引退してる柿崎が映るとは思わなかった、、、。オープニング映像を裏で見ながら「若い!!」とかぎゃーぎゃー騒いでるメンバーとか、初日最初の「ひらがなけやき」はまなふぃから始まるのとか、一瞬映る爆速トロッコとか見どころが多すぎる。

●ドーム後にメンバーの多くが体調不良になったことは入れないという選択肢もあったはずなのに、テロップでしっかり入れたことは、ドキュメンタリーとしての誠意を感じた。開催5日前の検査では確かに21人は陰性だったけど、公演後陽性になってる。そういうリスクがある興行なんだよな。

●キャプテンの最初と最後の「アイドルだけど人間だから、物語として消化されたくない」「映画作ってくれる方にこんなこと言うのはアレですが、、、」みたいな括り方、これを入れたのは監督の良心でしょうね。メンバーも「映画だから盛ってる」「これがすべてじゃない」みたいなメッセージを発してるし、あくまで演出された作品ですよ、というスタンスの匂わせを作品内に直接残したのは、英断だと思います。「コロナでなんだかんだ大変だったけど、無事東京ドーム公演もできてめでたしめでたし」というのは、いままで見てきたファンなら現実から想像できちゃう範囲内だけど、そんなわかりやすいものじゃないよ本当は。日向坂が好きだから恣意的に編集したくないよ本当は、みたいな気持ちが見え隠れしてるように思えます。

●最初に「日向坂で会いましょう」が登場した時笑いました。ひなあいはテレビ東京だろ笑、と。それから途中やメンバー別エンドロールでも映像が多用されてましたね。メンバーが屈託なく笑うシーンを探すとひなあいにたどり着いちゃうのかも。ナレーションに個別仕事映像を被せるシーンではラヴィットやSASUKEなどTBS関係が使われてるけど、わざわざテレビ東京の許可取ってでも映像使いたいひなあいは日向坂にとって特別な番組。

●ラスト。見終わるまではどこが「ラスト」なのかわからないけど、見終わってみると、あのエンドロール後の「ラスト」よかったなぁ、という気持ちが溢れてくる。直前番組でサトミツさんが言ってたことが分かる。べみほが日向坂全体のこと考えて発言しているシーンが多く、べみほが抜けて大丈夫なのか?みたいな気持ちも大きいけど、それ以上にただただ2人に、みんなに、幸せになってほしいなぁという、こっちもそういう気持ちだよ、と伝えたくなる。

●各期センターやキャプテン、美穂など主要人物に寄りつつも、22人全員をまんべんなく登場させたいのは見ていてわかります。それでも登場が少ないメンバーも居るので、前作みたいに尺が増えたディレクターズカットを期待しちゃいます。特に三期生の話はもっと見たかったけど、個人でいっぱいいっぱい&後輩だから”チームとして”みたいな話はしにくかったでしょうね。今回まとめられた映画の2時間でも、1回では把握しきれない情報量なので、何度も劇場に足を運んで彼女たちの生き様を焼き付けたいと思います。

 

 

 

1回目

■7月8日(金)横浜ムービル

公開初日の昼間にしては混んでた。ムービルは久しぶりで、座席の傾斜が少ない感じとか懐かしい。自分自身は別に見にくいとかはないが、身長と席の場所によっては見づらい人もいるかも。初回なので、見落としてる箇所が多いだろうな。2回目、3回目と新しい発見が楽しみでもある。

 

2回目
■7月9日(土)109シネマズ川崎
公開初週土曜夜ってことで109シネマズ川崎シアター1がほぼ満員でした。友人含め3人分の席を、2日前に取る時はそんなに埋まってなかったのに、みんな直前に予約するんですね。1855開始で、直後に軽い地震があってビビりましたが、続かなくて本当に良かった、、、。映画本編は2回目で、大筋わかっていて変な不安がない分ハラハラしないで集中して鑑賞できました。そういう意味でこの作品は2回目、3回目が本番かもしれませんね。メンバーの細かい表情など拾いたくて集中してたら2時間あっという間でした。実はすでに4回見る予定が入ってるんですが、全然飽きずに見られそうです。見れば見る程、見たいシーンが増えていくというか。特に「ってか」フォーメーション発表の金村さんの顔は何度でも見たい。パンフレット購入。手に取ってびっくりしたけど表紙が硬くないので全体的にふにゃふにゃして正直読みにくい。メンバー22人の2年間で楽しかったこと、大変だったこと、これからしたいことなどについて一人一人のインタビュー&グラビア。内容も写真もしっかりしてるだけに表紙の硬さだけが残念。本編エンドロール時の愛萌さん、いつの撮影かなと思ったら、このパンフレットグラビア撮影ですね。あと東村のピンク色衣装が非常に似合ってて素敵。この3日間限定のオリジナルボトルは混雑してて諦めました。

 

3回目
■7月20日(水)横浜ムービル
別の友人と3回目。平日昼間でもそこそこ埋まってるのすごいな。若い学生さん、女性なんかも多かった。『3年目のデビュー』だけ見せて、「続きだから」と言って誘い出した。普段日向坂を追っているわけではないので、起こることすべてが初耳で「2時間全部が新情報で疲れた。けど面白かった」とのこと。東京ドーム公演が無事実施されたのかも、円盤発売のツイート見てなかったら知らなかったくらいなので、手に汗握るドキドキだった模様。自分も『3年目のデビュー』見たときはそんな感じだったのを思い出しました。新鮮な感想うれしいね。

 

4回目

■7月24日(日)ヒューマントラストシネマ渋谷

また別の友人と渋谷へ。感想はもう言うまでもない。パネルがいっぱいあったのでテンションあがった。ヒューマントラストシネマ渋谷ほぼ初めてだったので、こういう単館系?とでもいうのかほかで見れない映画を上映しているところの空気を堪能した。ゴッドヒコザの予告がなんかツボってあとでyoutubeでも見てしまった。あと座席が横に広く、前と交互になってるの見やすくていいね。ほかで見ない配置なのでびっくり。





2 comments to “映画感想/希望と絶望 その涙を誰も知らない (日向坂46ドキュメンタリー映画 第2弾)”
  1. Pingback: Blu-ray/日向坂46 3周年記念MEMORIAL LIVE 〜3回目のひな誕祭〜 in 東京ドーム -DAY1 & DAY2- | 棚傘's LOG

  2. Pingback: 映画感想/希望と絶望 Blu-ray豪華版 | 棚傘's LOG

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です