ジャンプ+を駆け抜けるおバカエロコメディ『早乙女姉妹は漫画のためなら!?』5巻が発売されました。37話「瀧波レモンは体育祭のためなら!?」から45話「瀧波レモンは姉妹のためなら!?②」と書き下ろし「舞空エンジェルはセックスのためなら!?(裏)」を収録。表紙は水着姿が眩しい編集2人。表紙捲ってすぐ巻頭カラーの全力乳首チアリーダーズで吹いた。
漫画のためならブルマ姿にもなってくれる編集の鏡
第38-39話は舞空エンジェル先生が主役!モブユキとの買い物デートからの、、まさかホテルで、、、。以前も謎の光規制を逆手に取ったネタをしてきましたが、今回は“手ックス”という謎の高次元セックス。エロ漫画は規制との闘いではありますが、それを超えて読者にエロを伝えるためにあらゆる表現を尽くす。そういう山本亮平先生の”漫画のためなら”が垣間見える、奇跡の表現です。
余談になりますが、早乙女姉妹より舞空エンジェル先生や瀧波レモンがメインヒロインっぽく見えるのは、彼女たちの”ためなら”が真っ直ぐに漫画に向かっているからでしょう。早乙女姉妹はモブユキのためなら、であって直に漫画のために、とはなっていません。もちろんそれはそれでよいのですが、意外と真面目なモブユキの漫画創作の気持ちに寄り添えるのは、同じ創作者である漫画家舞空エンジェルと漫画家をサポートする編集瀧波レモンであるように思えます。
41話はノアン友人のチアリーダーズが、漫画の胸の描き分けのために胸を見せてくれます。一切の躊躇なく見せてくれるのがエロコメ補正ですが、プロフィールに「痴女」と明記してあるので自然です。逆に見せてくれなかったら不自然、とまで感じられる空気が醸造されています。これがエロコメの空気。
42話はモブユキ女装回で、女装好きも大満足。43話は話題になった日焼け回です。「一部白抜き」「ベタ塗り」「(規制の程度は)場所とか時間による」などメタな会話を繰り広げるカノン。単行本ではもちろん謎の日差しもオイルベタ塗りもなしですが、ジャンプ+掲載時はほとんど絵が見れない漫画になっていて笑いました。ジャンプ+掲載版を、比べるために見てみましたが、こっちはこっちで面白いですね。こういう規制・修正がネタに、ある意味漫画の一部になっている場合は両方掲載してほしいですね。
第44-45話、瀧波レモン宅で打ち合わせを行う2人。瀧波レモンのエロ漫画に対する情熱が描写されるのも嬉しいですし、滾るエロ妄想のお色気シーンもうれしい、ラブコメ好きもエロコメ好きもwin-winですね。絶頂ルートは強引すぎてただただ笑った。瀧波レモンの周辺設定が急に強化されてきたのは、やはり読者人気を鑑みた結果でしょうか。現在一番メインヒロインに近いキャラですし、今後の活躍(主に妄想)が非常に楽しみです。
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