映画感想/シン・仮面ライダー(監督・脚本:庵野秀明)





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3月17日(金)夜、最速上映から少し遅らせて見てきました。昭和ライダー知識ほとんどないのですが、庵野秀明作品に興味あるオタクなので。どうしてもネタバレになってしまうので、鑑賞予定の方は見ないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

●全体的に重苦しい雰囲気があり、人や怪人がバンバン死ぬので、割と暗い。本郷猛も”コミュ障”と評されているだけあって、口数少ない。るり子さんが口数多く、ショッカー側の設定知ってるからいろいろ教えてくれる。暗い雰囲気で進む中、途中参加の一文字隼人がめっちゃ陽キャでびっくりした。ラストのシリアスな戦闘中も軽口を叩く叩く。

 

●エヴァっぽい部分も多く散見された。庵野監督は昔「結局自分が作ったら同じようなのしか出てこない」みたいなこと言ってた記憶があるけど、自分メインで脚本・監督やるとそうなるんだろうな。原作リスペクトの部分と、庵野秀明の作家性みたいな部分の境目がはっきりしててよくわかる。『シン・ウルトラマン』は、樋口真嗣監督が良い感じにしてくれていたのかな。

 

●オーグたちのビジュアルかっこよかった。特に最初のクモオーグは色合いとシルエットが好き。口調が独特で『シン・ウルトラマン』のメフィラス星人みたいに流行らせようという感じに思えちゃったのは微妙だけど。

 

●戦闘シーンもどこかで見た昭和特撮っぽさを再現してて外連味を感じました。ショッカー戦闘員のムーブとか空中戦の動画枚数少ない感じとか。ハチオーグの必殺技?は普通にかっこいいと思った。

 

●サソリエクスタシーと殺伐百合。やばい欲望を求める集団にしてもヤバすぎやしねぇか。西野七瀬は映画『恋は光』でだいぶ好感度あがっちゃったので冷静に見れてないけど、かっこよかった。

 

●ヤングジャンプ連載の『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』を読んでたので、ショッカー側の設定はすんなり理解できた(というか知ってた) 知らないで映画だけだと、さすがに唐突だなぁと感じるかもしれない。120分映画で、怪しい組織の成り立ちから全部説明して理解してもらうのは難しいよなぁ。

 

●「妹とは寝たのか?」みたいなセリフって必要なのかな?家族を大事にしてるので妹の彼氏なら迎え入れてくれるとか?それにしても言い方。

 

●ラスボスの雰囲気すごいかった。2つのアレ(ベルトの風車)や白いアレ(マフラー)も元ネタあるんだろうなと思いつつ、純粋にかっこよかった。合気道と謎パワーを合わせた謎戦闘スタイルも圧倒的強者感あって良かった。

 

●最後「あーっ」って声出そうになった。多分原作ファン垂涎の小ネタはいっぱいちりばめられているんだろうけど、自分にはわからないんだけど、最後のアレ(新しい仮面)の色が違うのと2人の名前(立花と滝)ははっきりわかって嬉しかった。

 

●エンドロールでモーションアクター?モーション指導?みたいなのに庵野秀明あったよね?

 

●庵野秀明ファンとしては総じて面白かったんだけど『シンゴジラ』や『シン・ウルトラマン』みたいな一般性は低そう。全体的に暗いし、クモやコウモリなどオーグの造形は気持ち悪いし、るり子が男側の都合のいいヒロインの域を出ない感じはあるんで、一般女性が楽しむポイントなさそう。

 

昭和仮面ライダー詳しくないので「庵野は仮面ライダーのこういうとこ好きなんだろうなー」という風に反射させて楽しみました。自分は楽しめたんですが、いままでの”シン”シリーズに比べるとターゲットは狭く深くって感じなんだろうな。

 

 

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