★イベント感想/日本オタク大賞2019 観覧してきました





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年に一度のお楽しみ『日本オタク大賞2019』を観覧してきました。2018年はいけなかったので2年ぶり。ロフトプラスワンも、行く用事がなかったので久しぶりでした。配置が換わって小さいテーブル増えてて飲食頼みやすくなってましたね。置くところがないとずっと持ってないといけないのでツライ。

《いままでの日本オタク大賞作品》

 2018年:ゲーム『JUDGE EYES:死神の遺言』
 2017年:「石油王」(アイゼンボーグ復活)
 2016年:映画『シン・ゴジラ』
 2015年:書籍「『宇宙戦艦ヤマト』をつくった男 西崎義展の狂気」
 2014年:ドラマ『アオイホノオ』(特に島本先生の演技に)
 2013年:映画『パシフィック・リム』
 2012年:マンガ『ザ・松田~ブラックエンジェルズ~』
 2011年:映画『電人ザボーガー』
 2010年:はやぶさ・アニメ『ハートキャッチプリキュア!』

日本オタク大賞、タイトルは仰々しいですが、名誉ある賞というよりは各ジャンルの業界人によるオタクのヨタ話です。いままでの大賞受賞ラインナップを見ればわかりますが、他では評価されなかったけど俺はいいと思ったぜ!みたいなものを持ち寄って語る、あとこれに賞あげたら面白いという邪悪な心、オタクにとっては最高のトークショウです。様々なジャンルのオタク話が聞けるので単純に面白い!最後、野田Dが「マンスリーでもこれだけの人が来てくれれば、、」なんて言ってましたが、マンスリーは無理でも4か月に一回くらい、こういう各ジャンルを横断して語られる場があれば、自分は見に行きたいですね。

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以下、雑感。自分解釈になるので、各パネラーさんの趣旨にそぐわなかったらすいません。気になる方は《ニコニコ生放送》でまだ見れるようなので、そちらを是非。

 

前田久:アニメ

劇場アニメが増えて年間100以上もあったんですね。多いとは思っていたけどまさか100以上とは。多すぎて、見たいと思ってる作品スルーしてしまうことがありました。実は前田さんが挙げられていた海獣の子供もその一つ。こうプッシュされると見たくなります。『天気の子』はその物語の構造がエロゲである、という言及。自分の周りでもそういう感想は多かったので、エロゲブームを過ごした年代にはしっくり来る話なんですよね。オタクが「エロゲじゃねぇかwwww」みたいなネタで盛り上がれる一方、オタク向けとされていた物語が一般にも受け入れられる。この不思議な流れは、ドラマ『なつぞら』にも繋がっているなぁと。歴史ものとしてアニメーターのドラマやる時代になったかと。

Netflixなど配信アニメが増えたせいか、TVアニメの存在感が薄まったのも言及されて「確かに!」と思いました。TV放映されても配信もされていることが多くわざわざ録画するかリアルタイムでTVで見なくても見れるしなぁ。限定配信にされてなければ。

 

奈良崎コロスケ:漫画、日本映画

まず『鬼滅の刃』。ずっと1位だったワンピースを追い越して各書店で売上ランキングを独占。小学生に流行っているので、電子書籍ではなく、紙の本が売れて品切れ続出。連載は2016年からやっているけど、アニメで広がって大ヒット。「アニメのおかげで」「漫画原作だから」とアニメ担当と漫画担当で譲り合ってるのがおもしろかった。『翔んで埼玉』ヒットは誰が予想できたか。下手すれば炎上して終わりだと思ってたのに。

“13年ごしの童貞問題”は、いまいちよくわかんなくて追いかけてなかったのでスッキリした。言われているように”検証しにくい”問題なので。ずっと声を上げていたのに時流によって再燃したのは、時代だなぁっていう感じ。コロスケさんの言いにくいワードをわざと3回言うボケがおもしろかったので印象薄まったけど、確かに性別入れ替えたら大問題だなぁ。そもそも童貞イジリ自体が男だからというところから始まっているのでなんとも難しいところだけど。

清野さん壇蜜さん結婚。壇蜜さん画像のチョイスがズルい。たしかに大ヒット漫画家になって億万長者!というドリームが実現しにくくなった今、芸能人と結婚できる!の方が現実味あるかもしれない気がしてきた。よしギャグ漫画家になるぞ!(無理

 

東海村原八:模型、立体物

“誰も思いつかない企画”を大手メーカーのパワーでやる話。面白かった。そんな企画、誰も絶対に全然思いつかないんだよなぁ。美少女プラモの話は前のオタク大賞でも聞いた記憶があるので、ますます進歩してるんだなぁ。秀逸なバイク模型の裏側みたいに美少女プラモに内臓パーツ搭載されている時代が来るのかもしれない。

40周年と20周年の、現場の若さの違いみたいなのは意外でした。オタク世代が企業でお金出す判断できる年代になったとは言われるけれども、じゃあ現場に残っているかと言うと別。その作品の衝撃を直に受けた人が現場にいないと難しいよなぁ。横浜の動くガンダム楽しみだけど、あれどうみても40周年(2019)

模型はなじみの薄いジャンルなので、どの話も新鮮で楽しいです。あと他ジャンルパートでの源八さんの「それってどんなものなの?」が、知らない話題の時は嬉しい。知ってる人が少ない話題を共有できた時の楽しさと知らない話で置いてきぼりにされたときの悲しさは表裏一体なので、バランスとってくれる感じが。各パネラーの源八さんに説明するためのよくわからない例えも変で笑ってしまう。「鬼滅のちくわ加えている女の子はなんでなの?」「検索してください」「ちくわで検索しても出てこないでしょ」の流れは笑った。

 

 

前半3名終えて無料配信終了。休憩挟んで、ここから有料配信。前半と後半のラインナップで危険度が違うの、はっきりした意図を感じる。

 

 

ガイガン山崎:特撮、映画、 虫 

スターウォーズは面白いとか面白くないとかじゃなくてビックカメラにおもちゃの売り場があるのが大事だと思ってたけどやっぱ面白いのはいい、みたいな話、道徳の教科書に載せたいほど良いエピソード。故事成語にならないかな。そして、そのガイガン山崎をして”よくわからないコンテンツ”として言わしめた平成ライダー最後の遺物。他パネラーも困惑してたし、平成ライダー途中から本当になんだかわからないけど見れるし面白いしわけわかんないまま感動したりする謎コンテンツになってる。

アクアマンと、水泳選手とワニの映画、見たくなった。面白い映画はプロットが面白いとは言うけど、ガイ山さんの抽出の仕方がエグいので、相当に面白く聞こえる。実際見に行ったら面白くない(自分に合わない)可能性もあると思うんだけど、ガイ山トークの時点では天気の子超えてる。休憩中も会場で知り合い?とずっと話してたし、終了後会計で並んでいる間も上の楽屋から壇上と変わらぬテンションの声がずっと聞こえてて、ほんとトーク好きなんだなと思った。時間無制限のガイ山トークイベントないんですか。

 

 

藤田直哉:文芸、インターネット、 陰謀論   

中国SF向こうで2100万部売れてるのか。規模が違い過ぎて意味わからん。人が多いってすげぇんだな。中国は、国の政策とかで許される範囲が変わるので、未来が楽しみすぎます。そして今後はなんでも三体星人のせいにできるので、爬虫人類やフリーメーソンがいなくても安心。

キズナアイの件は、事件そのものより公式発表がおかしかったのがポイント高い。V-tuber関係は流れが速すぎて、年一でトピックス拾うの大変かもしれませんね。

グレタさんにまつわる話から、スタローンにまで飛ぶの笑う。最後の流れ、完全にピン芸人のフリップ芸でしょ。

 

 

志田英邦:ゲーム、 やきそばパン 

ドラクエウォーク、デスストランディング、リングフィット アドベンチャーと、ゲーム内外を問わず運動させられた2019年。メガドラミニを”おじさんが作っておじさんが遊ぶゲーム老老介護”と称していましたが、若い世代とおじさんでゲーム感の違いを感じること増えましたね。若い世代はスマホゲームがメインなので、ゲーム専用の機械、据え置きゲーム機はあまり浸透してない感じがします。ゲームやるためだけの機械って高級品だろうし。

新ハード発表もありましたが発売は2020年予定で、大きな話題は乏しかったのが悲しい。VR元年やesports元年もネタにするほどですらなくなっちゃったですしねぇ。

そんな中『十三機兵防衛圏』がピックアップされたの嬉しいです。自分は『プリンセスクラウン』のころからのヴァニラウェアファンで本作も絶賛プレイ中です。自分の推してる作品が褒められるのはやはり嬉しいところ。志田さんは”やきそばパン賞”とふざけてはいましたが、ベルトアクションや処理落ちなど細かい言及から愛が伝わってきたのがよかった。たしかにおじさんが昔を懐かしんで楽しめる作品ですが、若い子にはそれが新鮮で楽しめる、という世代をつなぐところが、おじさんおじさんとプレゼンしてきた中でいいオチになりました。

 

と、各パネラーのプレゼンを終え、大賞選考へ。各パネラーの投票と観客投票で決まります。候補にグレタさんがいなかったことにホッとするも、なぜか「壇蜜」が。清野さんの方じゃないのか。

「超人」図鑑

天気の子

翔んで埼玉

壇蜜

マンダロリアン

十三機兵防衛圏

三体(星人)

サバロフ

プロメア

 

観客投票は同率2位が3つあり、サバロフ、十三機兵防衛圏、三体、壇蜜に票が入ることに。壇蜜に意外と手が上がり、その後「壇蜜と同じくらい」「壇蜜以上!!」「壇蜜には勝てないか!?」「壇蜜って言いたいだけだろ」と壇蜜基準で計測された(ちゃんと挙手を数えてました)。観客投票は盛り上がりというか、ネタ枠みたいなところがある。天気の子も「天気の子とエロゲ」「エロゲが好きすぎる新海誠」みたいなくくりだったら危なかったし、「グレタ130歳説」あったら絶対1位だった。

開票の結果、大賞は「十三機兵防衛圏」に。途中、壇蜜が一位になりそうな流れがあって危なかった。ゲーム担当の志田さんはもちろん、藤田さんと前田さんも投票していていました。藤田さんはシナリオを評価していましたね。そのあと、個人賞も発表されました。司会の宮さん、タイムキープの圧に負けて、個人賞なかったのちょっと残念。

プレゼン終了時点で30分押してたようで、終了後のボーナストークも名残り惜しいままに終了。途中何度も巻きの指示とんでましたが、脱線部分が面白いのでもったいない気分も。裏方としては撤収時間も気にしないといけないので仕方がないですが、時間気にしないトークも聞いてみたいですね。あのパネラーさんたちの打ち上げめちゃくちゃ面白そう。決して人前に話せない話ばかりになそうですが。





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