漫画感想/隠れオタクの恋愛戦略 1巻(大場玲耶)





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隠れオタクあるあるを敷き詰めたラブコメ

 

成海春斗は高校の入学式の時からずーっと気になっていることがある。進藤結衣――お前は、俺と同じ「隠れオタク」なのか‥‥!? 分からないから探りたくなる。隠れオタクをカミングアウトさせたい春斗と、絶対バレたくない結衣。お互いが気になる2人なのに、表面上すれ違っているのが面白いですね。オタク版かぐや様は告らせたいです。ただ、絵柄と台詞回しはかなりシンプルで、かぐや様より気軽にすれ違いラブコメとして楽しめます。

 

 

本作では、隠れオタクあるある、がすさまじい量あります。スマホの待ち受け、通学中の行動、カラオケの選曲、などなどバレたくないけど同士には気づかれたい!?隠れオタクの微妙な気持ちが伝わるネタが多く、くすくす笑ってしまいました。こんなにライトな絵柄なのに、オタクネタはかなりピーキーでそのギャップが笑えます。逆に隠れオタクの生きにくさがよくわかるネタでもあり、身に沁みて笑えない隠れオタクも多そう。げんしけん初期とかこういうオタクの雰囲気や周りとの温度差のようなものをネタにされていることありましたが、最近ではオタクそのものが世間に認知されてきて、隠れオタクという言葉自体が死後になりつつありますね。だから逆に新鮮に感じるネタになっていて、不思議なものです。

はたして二人の気持ちが通じ合うときが来るのか!?早くラブラブオタクカップになってほしい気も、ずっとこのすれ違いを見たい気もします。

 

 

チラシ裏のコーナー
オタクの在り方が時代と共に大きくかわってくると、それを使った作品の雰囲気もかわりますね。本作は、オタクだとバレるといじめられる、とかじゃなくて、俺はあいつらと同じ普通のオタクじゃない!みたいな主人公の美学からバレたくない感じで。もしバレても周りの反応は変わらなさそう。「バレてたけど?」みたいなオチとか。

 





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