漫画感想/進撃の巨人 33巻(諫山創)★





 

 

ラスト一歩手前!『進撃の巨人』33巻が発売されました。第131話「地鳴らし」から第134話「絶望の淵にて」まで収録されています。巻末の嘘次回予告はサウナ。表紙は進撃の巨人に立ち向かう調査兵団たち。ぜひ本編読んでから、表紙に戻ってきてください。

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地鳴らしを実行し多くの人を殺す覚悟があるはずのエレン。しかし、それでも、未来で自ら殺してしまう少年を助けてしまう。ごめん、ごめんと繰り返しながら、歩みを止めない巨人たち。それはまさに進撃の巨人であった。

「諌山先生、まだ人を描くんだ、、。」というのが素直な感想です。33巻では、巨人たちが様々な国を踏みつぶしていきます。巨人たちに意志はあるのか、ただただ進み、街を、村を、人を踏みつぶしていく。地鳴らしで、罪のない人々がどんどん殺されていきます。物語では、描かれなければモブとして、思い入れのないキャラとして消化される民衆。しかし、そこを徹底的に描きます。苦しいテント暮らしでスリを行う少年。神社らしき場所で祈りを捧げるヒィズル国の人々。飛行船を奪って逃げることを考えるエルディア人。大人の責任、憎しみ合う時代との決別を口にし、爆撃作戦に一縷の望みをかける軍人。崖まで追い詰められ自分は落ちながらも、子どもを後ろの人々に託す母親。わざわざ殺されるために描かれるキャラクターたち。ここを徹底的に、油断なく描くからこそ、巨人の脅威が読者に伝わります。本当に怖い。恐ろしい進撃の巨人。

個人的にびりびりきたのは、第133話「罪人たち」です。いままでわずかに残されていた話し合いという可能性。話せば解かりあうはず、という希望が、これまでない形ではっきり潰えました。明らかな決別。エレンの決意。自由への渇望。最終決戦前にターニングポイントになる大事な一話です。

そして辛い犠牲を払いつつも調査兵団はエレンに追いつきます。進撃の巨人と獣の巨人。そして地鳴らしの巨人たち。すべてを滅ぼす巨人と戦うしか生き延びる道はない。憎しみの連鎖を断ち切ることができるのは、エレンか、調査兵団か、もしくは、、、。

 

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ついにあと1冊で完結。諌山先生本当にお疲れ様です。

 

 





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