漫画感想/少女ファイト 15巻(日本橋ヨヲコ・木内亨)

 

 

イブニングに好評連載内『少女ファイト』の最新刊が発売されました。15巻には、FIGHT.130から138までが収録されています。

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春高ベスト16、黒曜谷vs金糸雀。過去の因縁や現在抱えるトラブル、様々な問題を乗り越えた先にあるものとは。

金糸雀側の問題が非常に身につまされる内容でした。弱い自分に向き合えるのか、弱かった過去を乗り越えて、今も、これからも戦い続けられるのか。金糸雀の鍛治田監督と無地宮コーチの言葉が心に響きます。一方、厚子&ナオたち黒曜谷は、少し早く気づきました。仲間や家族が与えてくれたものに気づき、理解し、変わろうとしました。両チームとも、気づき、成長し、理解りながら戦いました。

「春高は人生の縮図だ」こんなわかりやすい台詞があります。人生に、生きるにあたって大事なものをすべて表現するくらいのつもりで、本作は創られていると思っていましたが、あえてこんなことを登場人物に言わせるなんて。なんてサービスシーンでしょう。少女ファイトは、バレー漫画だけど、なんでもある、人生に起こり得ることがすべて起こる。理解しているつもりでした、改めてそういう気持ちで読めます。そういう覚悟を持つことができました。

台詞や絵作りだけでも相当に読者のことを考えられて創られている本作。登場人物が多く、複雑な話になりやすいですが、非常にわかりやすいように工夫して作られています。見やすい、解かりやすい、が漫画に大事だということを再認識しました。展開の流れはもちろん、巻頭カラーのチーム分け&トーナメント図。人間関係の話に注目しやすかったので、いま大会のどこだか忘れがちで助かりました笑。

展開上、金糸雀戦には出てきにくい人物も、収録話数後半での少しずつ登場します。短い出番でもきらりと光る登場シーン。今後の伏線や、情報公開、世界説明。学校側の目論見がだいぶわかり、様々な不自然なところも納得できました。それらを乗り越えるのか、乗っかるのか、彼女たちの道筋を追いかけ続けたいです。次巻は来年秋発売予定!単行本も待ち遠しいですが、掲載誌のイブニング読んで追いかけます!

 

 

チラシ裏のコーナー
“被害者ヅラ”して生きるのやめようと思った。

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