漫画感想/チェンソーマン 16巻(藤本タツキ)





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『チェンソーマン』16巻が発売されました。第134話「普通の幸せ」から第143話「がおー」まで収録。表紙は謎のワイルドなイケメン。

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チェンソーマン教会と世間に振り回されるデンジ。何度も日常とチェンソーマンの間で思い悩む。

チェンソーマンを思い出すアサとヨルのやり取りが漫才みたいでいい。恥ずかしい詩を読むな!チェンソーマンの所在とデンジの幸せ、そしてほかの人物や教会の思惑という結構複雑な状況にあるはずなのに、常にコメディしているのがすごい。謎の女、三船フミコもぶっ飛んでるし、変な人と変な展開にしかならないのがすごい。

デンジを説得するくだりを長々やって結局女に釣られるのが2回もあって、日常とチェンソーマンを天秤にかけられる展開も何度もある。三船フミコが”デンジのファン”というのも、シリアスな過去があったり、デンジは何度も考えを巡らせる。女や飯、幸せな生活を何度も天秤にかけて、行ったり来たりするデンジ。その間にも教会と公安が動き出します。

デンジが思い悩む様を思いっきり見せつけられた1冊。これからふっきれたデンジやアサもみたいですが、こういう煮え切らない人間を描くのが藤本先生の魅力でもあります。過去に『ファイアパンチ』でも、主人公が似たような心境になる展開がありました。読者によっては迷走に見えたかもしれませんが、個人的にはこれこそが藤本先生の真骨頂だと思っています。

 

 

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