『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- 4章』感想 ~菱田に女にさせられたおっさんの話~





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5月5日(日)、KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- 4章 見てきました。おっさんキンプリSSS最終章です。

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今回は完全ネタバレアリなので、4章未見の方はお帰りください。あなたの初めては作品そのものであるべきです。作品と相対する初めては何より尊い。できることなら私も記憶を消して、再び4章を初めて見たい。

以下、”雑感の速報”です。もろもろ正確ではありません。間違ってたらすいません。あと100回見たい。見ないとわからない。いや見てもわからないかもしれない。

 

 

 

 

 

●ルヰ ⇒ シン ⇒ unknown の物語

公式HPのストーリー紹介、後付け映像などで法月仁がチラ見せされていたころからunknown=法月仁という予測が公開前にされていました。たしかにキンプリSSSは法月仁の物語だった、と言える部分もありますし、9話までで彼の挙動の変化も不思議なところがあり、それの説明が求められていた気がします。しかし、やはり作品はわれらの予想の一枚上を行きました。ではunknownはいったい誰だったのかと言われると困りますが、それは我ら劇場の視聴者、キンプリのファンだったように思えます。物語のスピード感についていけず時間間隔がバグってるので間違ってたらすいませんが、多分12話はシンの謝罪からです。あそこガッツリ謝罪するじゃないですか。それまですごいスピードで説明されてたのに、急に長尺で情緒たっぷりに謝罪。ヒロ様のPRIDEパクリ謝罪と言い、監督どんだけ謝罪好きなんだよと心中でツッコミましたが、あそこで急に客席のファンに顔が付く。作画カロリーを抑えるためやあくまでこの人たちはモブです、という記号表現で顔に影が掛かっていた客席のファンたち。それに急に顔が付く、つまりモブではなく、主要人物になったんです。そこからの展開では、確かに彼女らはプリズムショウを成立させる重要なファクターですよ。レインボーライブ同様プリズムの煌めきが消える流れはあるかもなと予想してました。しかしこんなにこちらを巻き込む形にパワーアップしなくていいじゃないですか。私はおっさんですがあの中では、シャインのプリズムショウにダメージを受け同行者に「大丈夫?いったん外出る?」と心配されてたメガネっ子ですよ。あの作品の中で女性ファンとして転生し、存在していましたよ。菱田によって女にさせられたんだよ!!!油断したら甲高い裏声だして誓いの宣誓してそうな、ヤバいおっさんになるところでしたよ。危ない。

ツイッターで見た“シャイン=菱田監督”には笑いましたし、“菱田監督「好きなんだろう、僕のことが」”で大爆笑しました。キャラは創作者の中からしか生まれないとは思いますし、彼があの世界の男性性に影響を受けたのなら、監督が各男性キャラに散りばめた性質が再収束している存在が監督そのものに近くなるのもうなずける。封印されただけで帰ってくるぞと明言しラスボス的余韻を残したシャインと、私たちファンが戦うべき実質的ラスボスの菱田監督が重なって見えたりもします。余談ですがレインボーライブでも最後にわかりやすい捨て台詞を残した法月仁が、キンプリで分かりやすく倒すべき悪役になったという流れがあります。続編があるなら、シャインが分かりやすい悪役(倒すべき存在)として登場するもさらに別の問題を解決する話になるんじゃないですかね。GOD倒しとく?

舞台挨拶で声優さんが「正解はみんなの心の中に、、、」と言ってたみたいだけど、実際のところ声優さんも監督に何も聞いてないから濁したんだと思う。嘘言っちゃアレだし。

 

1ミリの不満を言うなら、10話、11話がルヰとシンの話ではなく、リンネとシャインの話に飲み込まれてしまったこと。シンに至ってはプリズムショウもなかった。ルヰは心境の変化から前回の神秘的なショウからうって変わって、非常に分かりやすくポップで女性的な雰囲気になった。正直おっさんはその気持ちの移り変わりについていけてない。あと数回見ればスピード感に慣れていけるかもしれない。いや、ルヰくんの乙女心が理解できるまでおっさんは4章を繰り返し見なければならない。彼らの存在理由、行動理念を考えると仕方のないところなのかもしれないけど、いつかファンディスク的な内容で、重いストーリーと関係ないところで輝いてる2人をまた見たい。

 

あと、シンって罪だか罰だかの意味もあるよなと思ってたら、どこかの言葉で月の神様らしく、ルヰ=月、シン=太陽のイメージだったけど、それすら超えてくるのかよと思ってゾッとした。シンプルな言葉だし、意味を持たせたらいくらでも解釈できそうだけど、それにしても、、、。

 

 

●プリズムショウ

ルヰがデート服でショウに臨むのエモ過ぎる。デート待ち合わせ時には、なんだよこの服って思ったけど。

シャインのプリズムショウは圧倒的すぎて、印象しか残ってない。背景はもちろん歌詞も動きも超怖かった。連続ジャンプには燃えた。おっさんはオーロラドリームあんまり見てないので、30話を見たほうがいいと同行者から聞いた。

ユニットショウに関しては、自分が思ってたのと違う方向性で最高でした。自分がプリズムショウに求めているのは、分かりやすい少年漫画的な連続ジャンプの豪華映像になっちゃうんです。僕が考えた最強の7人ユニットショウはやっぱり7人が次々と7連続ジャンプして、王位戴冠!プリズムの女神が7人降り立ったぞ!みたいなやつなんですよ。キンプラでヒロさんにプリズムショウ性癖を刷りこまれてしまったので。まぁただそれは尺と予算的に難しいし、物語的にも違うのはわかってます。7人の誓いの宣誓は一字一句正確に覚えたいくらい好き。一回しか見てないからまだ全然覚えないけど、レオが「生きるのがつらくなったら」と一番深刻なのが過去のいじめを反映してるんだろうなと思えて泣けてきたり、ユウが歌について言及してるのいいなぁと思ったり、とにかくいろんな感情が氾濫しすぎてわけわかんなくなったおっさんは泣いていた。指輪のくだりもあんまり画面見えてないので、早くもう一回ちゃんと見たい。リングで封印とか、ファンと結婚でもあるけど、プリズムショウと結婚みたいな意味があるとか、あとでツイッター見て思い出したけど、とにかくもう一回映像見て、自分で消化したい。

 

●GOD制作委員会説 

いままでGOD(制作委員会)プリズムの煌めき(資金)を恵まれて、プリズムショウ(作品制作)きていたんだけど、プリズムの煌めきの供給(資金供給)が打ち止められてしまいました。しかし、シン(監督)の謝罪やファンの応援(プリズムエリートからの資金供給)で再びプリズムショウ(作品)は動き出しました。めでたしめでたし。という夢を見ました。

というのは悪い大人の見方すぎると思うけど、作品や監督が持ってる背景が作品に厚みを持たせてる部分はとても大きいと思うんだよね。少なくとも、作中の会場に居るファンとリアルのキンプリファンを重ねてみない人は居ないと思う。これだけファンへ感謝の言葉を繰り返している作品が、提示されたものが制作サイドの気持ちを伴わないものだったら、逆に怖いよ。サイコパスかよ。

 

 

●僕の知らないりんねちゃん

レインボーライブ主要6人はあの世界に生きているから再登場できるけど、りんねちゃんだけはそれがないんだよな、、、と悲しい気持ちを抱えていたものの、10話で再登場&出ずっぱり。どんな形でもいい!別のりんねちゃんでもいい!もう一度りんねちゃんに会わせて!と最近レインボーライブ一挙上映を見たおっさんは思っていたものの、あんな雌の顔したりんねちゃんにはびっくりさせられっぱなしでした。「好きなんだろう、僕のことが」を否定できないりんねちゃん。自分のことしか考えない男性性の権化に唇を奪われるりんねちゃん。10話は4章の始まりで、初回視聴では感情と理解が付いていけてなさすぎるのであと100回みてりんねちゃんを理解したい。雌の顔したりんねちゃんに興奮したわけでは、、決してない。

あと、ジュネ様が急におしゃべりするようになってびっくりした。ジュネ様については本当に説明ないので、レインボーライブ見てない人には、プリズム感度のいい女くらいにしか見えなさそう。

 

●ヒロ様の父親

響ワタル説がしっくりきた。彼について、ほとんどの記憶が消されているから、ヒロママがなんとも言えないということで説明がつく。シャインの言動はかなりヒロを彷彿とさせるところが多い。シャインのやべぇ感じ、正直最初ヒロのこと想像したよ。「俺が一番みんなを愛せるんだ」は、ヒロ様の「俺が一番PRIDEを~」に重ねつつ、あえてまだあの顔芸はさせないの、いじわるすぎる。シャインが「この世界の男は~」って言ってるの、男全体を指しているのか、男代表としてプリズムキングのヒロを抽出しちゃったのかわかりかねる、くらいのこと考えたね。

関係ないけど、続編でプリズムキングヒロ様がシャインとプリズムショウで対決してやっつける話が見たい。上記説が成立すると、そこに父親超えのストーリーが加味されてますます神になってしまう。

 

●高田馬場ジョージ という男

シャインのショウを見て「何事もやりすぎは良くないんだよ」というやばい客観的な台詞を言える男、ジョージ。分かってる男。プリズムワン初代チャンピオンになった男。キンプリSSSで唯一お当番会にCGがもらえなかった男。シュワルツローズという狂った男達の中で正気を保っている男。ルヰとかアレクについて言及できるのジョージだけなんだよな。基本的に、仁がルヰのこと気に入ってる以外は、他に興味が無さすぎるんだけど。

プリズムショウを誰のためにやるのか、という点で、自分が愛せるということを誇示するためのシャインと、客のためというジョージは対照的な存在である。笑顔にしたいという具体的な目標を持つシンはどちら側なのか、ジョージは”自分のために”客にサービスする、から昇華してこのスタイルになったのか、など思うところはいろいろある。

 

 

●先付け映像 タイガ・カヅキのバースディ

カヅキさんが”大学”で”勉強”って全然想像できない、、、。ある意味ストリート系は真面目だけど。実家ペンキ屋から建物に興味あって建築学んでたら面白いな。プリズムショウで競技場も建設できるのに。

勉強姿が想像できないの、カヅキさんが、というより、作品全体で学校で勉強って描写がほとんどないからイメージ涌かないのか。レインボーライブ初期に少しあるくらい?例えば、ユキノジョウは普通に考えたら勉学も優秀そうだけど、逆にアホ設定でも可愛いな。ミナトとカケルは努力してる秀才タイプで、ユウは宿題してなさそう。とか性格から勝手に想像できるけど、証左はない。

 

●後付け映像 4章1週目 ルヰ

ここでこれが来る意味みたいなものを後でじわっと考えてしまった。しかし、見た瞬間のただ単純にかわいい、と思ったことを大事にしたい。

 

 

 

以上、思いのたけを書きなぐったものなので読みにくくてすいません。すんごい情報量で、物語や気持ちなどいろいろなものを受け取ったけど、まだまだ受け取りきれないので何度も見に行きたいと思います。あと、どこかのタイミングで応援上映に参加してみたいという気持ちになりました。いままで尻込みしていたのですが、制作サイドからあんな感謝の気持ちをぶつけられたら、しょうがないじゃないですか。おっさんも、あの会場にいた女性として描写されているファンの一部なんですよ。ここで引いては男がすたるってもんですよ。もう男か女かわからないですが、そこはレオくんの顔に免じて許してあげてください。またこんな駄文でキンプリSSSに興味を持っていくれた方が居たら幸いです。是非、映画館にプリズムの煌めきを浴びに行ってみてください。もしかしたらあなたのとなりに雌の顔したおっさんが居るかもしれません。こっちはアレクに免じて許してあげてください。

 

 

 

 

 

プリズム声優余談のコーナー

●りんねちゃんの中の人、佐倉綾音さん。以前はキンプリのことよくラジオでしゃべってたのに、今回まだ話してないなと思ったら、やっぱりりんねちゃん再登場。仮にりんね役じゃなくても自分が登場する時点でネタバレになっちゃうから触れにくいよな。ネタバレしてもいいような時期(10話TV放映後しばらくしてから?)になったら、ラジオでいろいろしゃべってほしい。雌の顔したりんねについて語ってほしい。

●ジョージが「6人とデートだシックス!!」と語尾につけたシックスがセックスになってないの、流石の杉田智和もこの作品では下ネタアドリブ許されないかと思ったけど、そもそも語尾にシックスつけたのがアドリブなのかもしれん。





2 comments to “『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- 4章』感想 ~菱田に女にさせられたおっさんの話~”
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