漫画感想/2.5次元の誘惑 18巻(橋本悠)





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アニメ化も決まり大盛り上がり配信中のコスプレストーリー『2.5次元の誘惑』18巻が発売されました。136話「となりの天使」から143話「編集スタートですっ!」と番外編2編を収録。表紙は背中を合わせるふたり。

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136話のラストシーンは衝撃。いままで読者がわずかに感じてきた違和感が形になる瞬間。心に蓋をしてみないようにしていた事実が顕現化するインパクト。そして140話「私の願い」につながります。対峙する二人が自分の思いを整理し、感情を伝え、そして受け入れる。漫研のみんなのリアクションも含めて、最高の1話でした。「先生もいれてくれ」も好き。2人が理詰めで考えて対話するっていうのは、本作を象徴するようなシーンで、これのために『2.5次元の誘惑』を読み続けてきたんだなと思わせてくれました。

140話はラブコメに対する真摯な回答で、141話はアートに対する真摯な答えになります。ROMにはマサムネが必要で、だからマサムネの覚悟が必要だった。無自覚に撮れていたころは過ぎ、自覚的でなければ撮れないものができた。それは成長であり、進化であり、覚悟である。

楽しい漫研をこれからも維持したい、という二人の願いがあって、それを143話で見れるところまで詰まっているので1冊の満足度が高い。コスプレ、ゲーム馬鹿話、オタクノリがぎっしり詰まっていて、楽しく読めるという意味でこの話がずっと続けばいいのに、と思います。

「私はずっとこれがいいです」「わかってるよ」これが若干不穏なのが怖い。

 

 

 

 

チラシ裏のコーナー
ノノアリゲーセンデート尊いな。

 





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