2学期も佳境 修学旅行編
北海道で新ヒロイン登場
アニメが大好評放映中『俺を好きなのはお前だけかよ』の原作ラノベ新刊12巻が発売されました。巻頭カラーイラストはお風呂シーンありで、ブリキ神の描くヒロインズの柔肌が拝めます。
▶俺を好きなのはお前だけかよ ラノベ11巻
▶俺を好きなのはお前だけかよ コミカライズ3巻
▶俺を好きなのはお前だけかよ ラノベ10巻
▶俺を好きなのはお前だけかよ ラノベ9巻
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▶俺を好きなのはお前だけかよ ラノベ1巻
ジョーロたち西木蔦高校二年生は、修学旅行で北海道を訪れます。そこで新たなヒロインとの出会い、約束。期限の二学期の終わりが迫る中、ヒロインたちは、そしてジョーロはまた一つの決意をする。
今回の俺好きは「とってもストレートでバランスの良い本編だった!」というのが率直な感想です。ほぼ毎巻、新ヒロインを登場させてかつ問題提起&解決、ジョーロをとりまく人間関係を楽しむ(苦しむ)のがお約束です。しかし、10冊も超えるとヒロインが多すぎて登場はするものの顔見せ程度だったり、打開できそうもない状況からの逆転のカタルシスがたまらないのですが、そこに至るまでが複雑すぎたりと、なかなか気楽に楽しめない巻もありました(自分の脳みそが弱いのが原因)。しかし、今回は最初期ヒロインひまわりの再起や、新ヒロインは敵対ポジションなど、わかりやすい構図であまり脳みそ使わずに素直に楽しめました。ラブコメから離脱したキャラやまさかあのキャラが「頼れるバッター」として活躍するのは、感動しました。特にあすなろは、ヒロインが多いから整理された、感じが強かったので、こういうところで活躍すると、まだこの世界に生きてるんだっていう気がします。なので、第四章『何もできない』わたしができること、は非常にお気に入りのエピソードになりました。発売初日ですが、ここだけ繰り返し読んで号泣してます。
コスモスは3年なのに無理矢理修学旅行に参加しようとするアホと他ヒロインを追い込むかっこよさの両面が見れました。パンジーはいろいろ察していて裏で暗躍しつつ、ひまわり再起のための憎まれ役を立派に演じました(強くやり過ぎたかと心配する姿もかわいい)。サザンカは複雑でアホが多いこのラブコメでわかりやすいストレートなツンデレとして、ただただ可愛い。デレの割合が日を追うごとに増していく感じ、最近もう隠さなくなったのは本当にかわいい。ヒイラギはムードメーカーとしてひまわりが暗い時も場を持たせてくれましたし、ツバキは立派な保護者。修学旅行エピソードなのに強引に他学年も巻き込んだ駱駝先生は偉い。みんな揃ってひまわりの問題を解決できたし、みんなかわいかった。
持論ですが、ラブコメとは主人公がヒロインと結ばれる話ではなく、主人公がサブヒロインを振っていく話であると思っています。特にラノベ、少年誌ラブコメはそれでヒロインの可愛さを魅せていく構造になっているのだと。だから、今回登場したライラックも、今後登場するかどうかわかりませんが良い見せ場があったし、非常に魅力的なキャラクターだと思いました。常に一緒にいる幼馴染ではなく、追加の幼馴染。執着や愛憎の区別がつかない感じなど物語シリーズの老倉育を彷彿とさせますが、追加ヒロインの造形としてはあるあるでしょう。あまり前情報なく(伏線あった?)突如追加された2人目の幼馴染ですが、それが1人目を覚醒させるきっかけにもなりましたし、もしかするとサラッと西木蔦に遊びに来たりもしそうな気も。それはそれでまた面白いラブコメになりそうです。
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