オムニバス形式で語られるヒロインたちとのデート
ラストは驚愕の、、、
TVアニメ大好評放映中の『俺を好きなのはお前だけかよ』原作ラノベ13巻が発売されました。表紙は何か?を大事そうに抱きしめるパンジー。これ、本編読むとわかります。アキバBlogでアニメ&13巻についてのインタビューも公開されています。⇒«駱駝×三木編集×中山Pインタビュー»
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今回は、ジョーロが男子3人の恋のお悩みを解決します。過去にあったヒロインとの交流を紹介する形です。ジョーロはこういう方法でヒロインとのトラブルを解決しました!と先にオチを匂わせてから紹介するなど、凝った構成になっています。サンちゃんの失敗のくだり、恥ずかしがり男子あるあるなのですが、ワードのセンスが強すぎて、ワードが出る度に笑ってしまいました。牡丹もノリノリで天丼してくるし。ジョーロの姉ジャスミンも、ほぼ全エピソードにわたって登場します。ブリキ神のジャスミンかわいかったし、あのコンビ好きなのでもっと見たい。本性を現しても理解してくれる異性と恋愛相談っていうシチュエーション、がジョーロ初期に重なっているので今後の動向が興味深いです。
各章はお当番ヒロインの一人称視点です。とりわけ印象に残ったのは二章のパンジー。ジョーロとのいつものやりとりは【喧嘩】という認識はあるんだとか、【朝の通例行事】やたんぽぽのことが好印象なの意外だったり。洞察力があり毎回事件の全貌を理解し、いまだに謎が多い本作のラスボス。そんなパンジーの気持ちが直接的に表現される機会は珍しく、新鮮でした。(読者の目を理解して、取り繕ってる可能性もゼロではないが)
三章は、ひまわりの昔の事件を思い出させる内容になっており、おそらくそれ以上の関わりはないにしろ、読者はちょっとドキッとしますね。ひまわりやチェリーなどサブヒロインも大活躍で、にぎやかな楽しいひまわりらしいエピソードです。サザンカ回、コスモス回は恋する乙女!!!!という感じが溢れ出ていてかわいいなぁ。好き過ぎて恋は盲目になっていてポンコツかわいい。家族も登場するので、今後の絡み方に広がりが出てくるかな、と思っていたのですが、、、。
紙の本で読んでいると気にしないようにしていても、どうしても厚さで残りページ数を察してしまいます。ほぼ終わりかけまで読んで「もう終わりだけど、今回はオムニバス形式だったから大筋で大きなどんでん返しもなく、各エピソードとも楽しいコメディとかわいいヒロインを堪能できたなぁ、めでたしめでたし」みたいな気分だったのですが、やっぱりありますね俺好きには。そうだよ、そんな素直な作品じゃなかったよな俺好きは。各章がきれいに完成されたデートコメディとして楽しすぎて、大事な設定が頭から抜け落ちちゃってましたね。次の14巻は、本当に、本当にクライマックスなのでしょう。お別れ前に最後の思い出作りを、というのはヒロインたちのためではなく、読者にむけてのようにも思えました。
個人的には、本命:サザンカ、対抗:未登場ヒロイン、かなと思っています。パンジーは恋人とかではないもっと違う別の枠みたいな気が。
あと、あとがきの戸松アドリブ、容易に想像できて笑ってしまった。
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