漫画感想/症年症女 3巻(暁月あきら・西尾維新)





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暁月あきらと西尾維新のめだかボックスコンビがおくる衝撃の少年少女ストーリー。“症”撃の最終巻、発売です。最終3巻には、第11症「どんな顔してたっけ?」から後遺症「症年症女」までが収録されています。

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個人的にヒットしたのは 第14症「本題に入ろう」です。読者にいろんな余白を残したまま進める展開の中、急にぐっとフォーカスが変わります。誰が本当で、だれが虚なのか、まったく真実のつかめないまま、最終症に続く大事な一話になっています。
全体を通して「西尾維新の短編だった。まったく一寸の隙もなく、余すところなく西尾維新だった」と言わざるを得ない作品です。そして、その独特なしつこさをもった西尾維新の文体を、それに見合う熱量で絵にできるのは、暁月あきら先生をもって他ならない。そういう証明の一作でした。あとがきでも、めだかボックスとこの作品の関係について触れられているように、暁月あきら作画である意味、西尾維新原作である意味を問う意欲的な問題作でした。
正直なところ、西尾維新未経験者&初心者にはおススメできない作品です。ただ、維新フリークは避けて通れない、じわじわと面白さが染みてくる、”病”的な一作になったのではないで症か。





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