漫画感想/2.5次元の誘惑 4巻(橋本悠)





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一番熱いコスプレ漫画『2.5次元の誘惑』4巻が発売されました。25話から32話までと書き下ろし番外編「753、花の金曜日」が収録されています。

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4巻は表紙にもなっているプロコスプレイヤー753の活躍が目を引きます。プロの矜持とコスプレへの愛情を持ったキャラです。第28話では、いままで勝てなかった相手まゆら様との直接対決です。2人はポージングしてコスプレ撮影しているだけなのに、テレパシーで会話してるの最高にエモすぎる。

 

自分への愛、キャラへの愛、コスプレへの愛。人によってその形は様々ですが、認め合って共に楽しんできた。ライバルであり、仲間だった。まゆらは753を認めているけど、753は自分が見えていない。まゆら様は客観的に見れていて「責任感や使命感でコスプレのためにコスプレしている時もあった」なんて自己評価もできているけど、753は、コスプレへの大きすぎる愛ゆえに客観的に見れていなかった。

そこへ「キャラへの愛」でコスプレしているリリサの登場。この展開何度読んでも痺れます。「キャラが好きじゃなきゃコスプレしちゃいけないの?」と自問自答し続ける753と相反する存在。しかしお互い敵対しているわけではなく、相手の好きなものを否定せず、自分は自分の表現をするのみという清々しい関係でもあります。そもそもコスプレは勝負じゃない。

物語的に、部室問題をそのままミッションにすることもできたと思うのですが(むしろ部活ものラブコメ的にはお約束ですが)そこの解像度をひとつ上げた展開にしたのは素晴らしいです。コスプレについて説明が必要な以上、それ以外はベタで分かりやすくするのが定番でしょう。しかし、このコスプレ勝負を形骸的なものとしないようような、リリサや753の血の通った言動がとても熱い。雑に言ってしまえば、4巻はコスイベでコスプレ撮影されるだけの話なのですが、そこに3者の信念が組み込まれてこれだけ濃厚なぶつかり合いを生み出しています。コスプレに関する取材もかなりされているようで、そこで得た知識だけじゃなくレイヤーさんの心意気や愛をうまく物語に落とし込んでいる作品です。

チラシ裏のコーナー
プロコスプレイヤーというポジションや囲み撮影エピソードは、753はえなこさんがモデルかなとも思いますが、コスプレに関する姿勢とかはもちろんまた違ってそう。はまってるゲームはうた☆プリがモデルっぽいですね。番外編はコスプレイヤーの休日あるあるみたいでなごむ。本編の熱い描写が尾を引いているので乳首見えてもあんまりうれしくないな笑

 





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