漫画感想/2.5次元の誘惑 19巻(橋本悠)





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コスプレ青春ストーリー『2.5次元の誘惑』19巻が発売されました。144話「体育祭ですっ」から151話「私のつばさ」と番外編2編を収録。表紙は体操服の3人。クラシックなブルマスタイル。

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作中運動着はずっとこれなので表紙の普通体操服はレア

 

コスROM、実際に夏コミサークル参加で頒布するより、サークルごっこで消化したの良い落としどころ。そこそこ有名になってしまった今リアルサークル参加するといろいろ無視できない問題も出てきそうだもんな。客参加者側もクオリティ高くて草。徹夜で作品作ってサークル参加して、打ち上げという黄金コース。バキピヨが金持ちキャラの仕事してる。だんだんこのコスプレ部、必要なものが揃ってきたなぁ。ワンピースみたいだ。ナイトプールはみんなの水着姿がまぶしい。みんな可愛いんだけど、スタイルが全員別でいいよね。大人ズのスタイルが仕上がってて好き。

新しい夢が「コスプレやさん」なのは、それこそジャンプ主人公ムーブでルフィが悟空かみたいなノー天気でいいんだけど、それを聞いた大人たちの表情が、その先を物語っていて表現が細かい。

「お金の重み」の話、カイジとラーメン発見伝を出せば伝わるの、キャラも読者もオタクという信頼があるからできる表現。ラーメンハゲがこんなところで役に立ってる。まゆり先生がシリアスなモノローグ語りながら家系ラーメン作ってるところまで繋がってる気がして笑ってしまう。

現実のコスプレイヤーさんがコスプレしてる理由って様々で、本作のキャラもバラバラなのが面白いところ。「言語化」の話で、「どうしてコスプレをするのか?」という根本的なところに踏み込むんは、本作がそこまで物語とキャラを重ねてきた証だなぁと思いました。改めて言葉にするのは、やもすれば陳腐化してしまいますけど、本作ではここで整理しておくのもいいだろうと思うし、それだけの厚みがキャラにあるので大丈夫かな、と思いました。

・趣味&小遣い稼ぎ

・憧れの女の子(男の子)になりたかったから

・推しの隣に相応しい人になりたい(変身することの楽しさ奥深さ)

・死んだ推しを復活させる(&承認欲求)

・創作活動

・自分じゃない誰かになれる事が嬉しい

・自分の中にある別の姿を表に出す

・愛

・好きな人の好きなキャラになって振り向いてほしい

コスプレする動機がここまで別々なキャラたちを描く苦労ってあると思うのですが、個々にキャラがしっかり立っているのは、本作の魅力につながっていると思います。

そしてまゆり先生のコスプレ動機に踏み込みます。格ゲーキャラっていうのが90年代っぽくて、流行りの合わせ方が憎い。

 

 

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